たまにっ記BLOG

本日店舗mingleは臨休です。(レインボーレインボーレインボー)

こんにちは、
株式会社花庫・西麻布mingleです。

青空・・・
本日東京、抜けるような青空です。
・・・いつぶりでしょうか。
久々に見ると、都心のただの青空でも、ちょっとした感動を覚えます。

さてさて、画像のバラさん達のお話です。
本日夜にこちらをお届けに、恵比寿最大級の会員制ラウンジに行ってくるわけですが・・・

個人的な話ですが、
「お久しぶりです・・・」という感じでした。

15~16年ほど前までは、コレを毎日何十本と扱う立地の花屋におりましたもので、
好きとか嫌いとか、キレイとか下品とか、そんなこと論じる感覚すら持たずに、ひたすら無心で捌く日々を送っておりましたので、
なんだか懐かしい感じがして、
「お久しぶりです、お変わりなく」という感じと、
「まさか西麻布にきてまで、あなたを捌かなければいけない日がくるとは」という感じです。

正直申しまして、
個人的には所謂「染め」といわれる切り花は全て「NO」です。
20年ほど前にこのレインボーのバラが発売されて以来、今や
マム(菊)
カーネーション
ガーベラ
かすみ草
胡蝶蘭
などなど、様々な「染め」が登場しておりますが、
全て「NO」です。
“個人的に”と申しましたが、
好きか嫌いか、綺麗かかどうかといった、感覚・感情の話で言うとほとんどの花屋がネガティブです。

当たり前ですよね、
だってお花屋さんですよ、我々、
なんだかんだで花好きなんです、
毎日毎日大量の花見てるんです、

そんな私たち花屋が、コレを「イイ」と思うわけないのは必然です。

あと、傾向として、
バブルを経験している世代の方々にもネガティブに捉えられる傾向にあるな、という印象です。
おそらく本当の贅沢を知っているのでしょうかね・・・


そんなレインボーのバラさんですが、
コロナの影響をド直球に受けた花です。(かわいそうに・・・)

「毎日何十本と扱う立地の花屋」にいた、と書きましたが、
所謂そういう場所(ホストクラブがひしめく日本最大の歓楽街とか)がコロナ禍ですっかり息をひそめてしまった為、
需要が激減してしまいまして(かわいそうに・・・)
結果、
需要がなければ供給もなくなり、
3年前までは普通のバラ(赤とかピンクとか)と同じくらいの出荷量にまでのびていたレインボーさんですが、
今や、市場ですっかり見かけなくなりました。

上でも言いました通り、
花屋に人気がないので、
花屋も無駄に仕入れませんし・・・

ところが!
どうやら今年の秋冬、
そんなレインボーさんにもまた新しい光が当たりそうな気配です。

ファッションでもなんでもそうですが、
「色」には傾向とか流行り廃りがあって、人間の感覚を大いに左右しますね。
どうやら、その“傾向とか流行り”に、レインボーさん、
マッチしているようです。

かつては夜の街のお供だったレインボーのバラも、
気がつけば、ファッションモンスターが行き交うおしゃれ街のおしゃれアイテムになってるかもしれませんね。

・・・そんこんなで、私も人間ですから、
社会の傾向に左右されるわけでして、
今回久々に仕入れたレインボーさんを見て、
あんなに嫌いだったはずなのに、
ちょっと「カワイイかも・・・」と思ってしまった自分に気が付いたのでした。
コワイコワイ・・・